賢人のランニングフォームその3 誰も知らない股関節と仙腸関節の連動

そうだったのか!股関節と仙腸関節の連動!

こんにちはジローです。前回は仙腸関節のメカニズムについてお話ししました。仙腸関節の上部を使うことが重要であるとお伝えしましたが、今日はそのためのメカニズムについてお話ししたいと思います。「賢人のランニングフォームその1 誰も知らない股関節のメカニズム」でお伝えしたように、股関節の内旋内転が重要であることを覚えていますか?それを踏まえて、まずは股関節から見ていきましょう。

股関節は大腿骨頭と寛骨臼で構成されています。この股関節内部では、寛骨臼に対して大腿骨頭の先端がどの位置を向くかによって、仙腸関節に伝達される力の経路が異なります。

カパンディ関節の生理学Ⅱ P23より引用加筆

上の画像は股関節から仙腸関節への力の伝達経路です。緑の直線は仙腸関節上部を示し、青い直線は仙腸関節の下部を示しています。寛骨臼から発生する緑の矢印は仙腸関節上部への伝達経路を示し、青い矢印は仙腸関節下部への伝達経路を示しています。

この経路から解ることは、寛骨臼の前半分は仙腸関節の下部へ、後ろ半分は仙腸関節の上部で力を伝達しているということです。つまり股関節の内旋内転が重要であるということは、大腿骨頭の先端が寛骨臼内部の後方上方に位置することで、仙腸関節の上部に力を伝達するからなのです
もう少し詳しく見ていきましょう。緑の楕円で示したエリアは寛骨臼内部の後方上方部分であり、大腿骨頭の先端がこのエリアに向くことで仙腸関節の上部に力を伝達します。股関節が内旋内転をしたときのエリアです。厳密にいうと股関節が内旋にも外旋にも偏らず中立位の状態では、大腿骨頭の先端は寛骨臼のやや後方を向きます。

前回お伝えした仙腸関節のメカニズムと今回の力の伝達経路を組み合わせてみると、ランニングフォームの基礎が見えてきませんか?つまり股関節を僅かに内旋内転させ、股関節と仙腸関節の上部との力の伝達経路をつくり、第5腰椎に前方向への力のベクトルを加え、前方への推進力を生み出すのです。では実際に体感してみましょう。
今日もお見せできる顔ではないので失礼します。まず両足爪先をまっすぐ前に向けて立ってみてください。この時に両足が内転するために、握り拳1つ分の距離になるように両足を近づけます。必ず爪先は真っ直ぐです。ここから少し難しいですよ!両足を内転の状態で爪先を内側に向けずに、大腿骨を少しだけ内旋してみてください。本当に僅かですよ!寛骨臼に対して大腿骨が内旋します。爪先を内側に回して内股にならないように気を付けて下さい。内旋すると上の画像の中で、赤い点で示した大腿骨の小転子という部分に少し力が加わるのが解りますか?力のベクトルは後方にあります。
それと同時に、これが最も重要ですが、仙骨の上部に力が加わり前に押し出されるのが解りますか?上の画像で視覚化してみてください。黄色の線が大腿骨で黄色の円が大腿骨頭です。紫の矢印は股関節内旋による大腿骨の動きの方向です。大腿骨頭から発生する白い矢印は、股関節内旋による力が寛骨臼から仙腸関節の上部に伝達される経路を示しています。

大腿骨の小転子に力が加わり仙骨上部に力が伝達されると、骨盤が前方に押し出され姿勢が伸びるようになるのが解ると思います。解った方は飲み込みが速いですね。解りにくいという方も安心してください。毎日練習すればすぐに出来るようになります。これが出来ると日常生活での姿勢も綺麗になりますから一挙両得です。

「よし!この姿勢で走ってみよう!」と思われた方には注意していただきたい事があります。この姿勢でいつもの距離のランニングをするのは控えていただきたいのです。理由としては人によっては今までのランニングフォームと大幅にバランスか変わります。バランスが変わるということは身体には今までにない負荷として認識されるために、身体が適応できずに怪我や故障に繋がりやすくなります。

普段10キロ走る方は1キロくらい、5キロ走る方は500メートルくらいから始めて徐々に慣れていってください。歩くのから練習するのも良いですね。ベアフットランニングシューズにもこのような注意書きがあったと思います。

さて、勘の良い方はお気づきかもしれませんが、今回の内容がランニングフォームでよくいわれる「骨盤の前傾」に繋がっていくのですね。次回は骨盤の前傾についてお話しします。

今日のそうだったのか!
股関節の内旋内転で骨盤を上手に使おう!

次はこちらをご覧下さい。
賢人のランニングフォームその4 誰も知らない骨盤の前傾の正体

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