賢人のランニングフォームその1 誰も知らない股関節のメカニズム

こんにちはジローです。今回から数回に渡ってランニングフォームについてお話していきたいと思います。ランニングフォームについては、多くの方々が様々な見解を述べられていますが、このブログでは20年以上に渡って人間の身体に関する仕事に携わってきた私ことジローが、解剖学と身体の運動メカニズムを基礎とした「効率的に走るための身体の使い方」の理論をお伝えしたいと思います。

この理論は主にマラソンを始めとした長距離走に重点を置いていますが、理論の基礎が解剖学と身体の運動メカニズムにありますので、短距離走をされている方にも応用できます。

私は若かりし頃サッカーの指導をしていましたが、「身体の動きを他人に伝える事」の難しさに直面していました。原因は私の知識不足です。その結果として具体的な説明ができずに抽象的な説明になってしまい、指導を受ける方のパフォーマンスは向上しません。サッカーの指導をランニングフォームの指導に置き換えると以下のようになります。

私 「骨盤の前傾をつくって、股関節を上手に使ってください!」
生徒「骨盤の前傾ってどうするんですか?股関節はどうやって使うんですか?」
私 「そういうイメージですよ!イメージ!さあやってみましょう!」
生徒「・・・・・・・」

現在ではランニングフォームに関するあらゆる事象を具体的に説明できますので、ボリュームはありますが皆様に理解しやすい内容であると思います。

そうだったのか!ランニングフォーム! 股関節の動きを理解しよう!

では具体的なランニングフォームの話をしていきましょう。走るという動作は地面からの反発力を推進力に繋げます。地面からの反発力は、まず足の裏(足底)から膝の関節を通り股関節に伝達されます。そして股関節から骨盤に伝達される力が推進力に繋がります。股関節を上手に使って走ることで、全身の筋肉への負担は圧倒的に減少します。では骨盤と股関節について説明していきます。
骨盤とは中央の仙骨、左右の腸骨、腸骨と大腿骨で構成される股関節、そして仙骨の上に乗っかっている第5から第3腰椎で構成されています。今日はその中の股関節について詳しく見ていきましょう。
股関節は腸骨の寛骨臼と大腿骨の大腿骨頭で構成されます。上の画像は骨盤を左側から見たものになります。画像左側が前、画像右側が後ろになります。薄くグリーンで示した範囲が左の寛骨臼になります。
上の画像は左の大腿骨を示しています。大腿骨の上部に球状の部分が確認できると思いますが、ここが大腿骨頭になります。
大腿骨頭を拡大してみましょう。ボールのような形状で寛骨臼にスポっとはまる形状になっていますね。股関節は球状の関節のために、とても自由度が高くさまざまな動きをします。股関節の重要性は、寛骨臼の内部でこの大腿骨頭の先端がどの方向を向いているかということなのです。
大腿骨頭の先端とは白い矢印で示した部分になります。では実際に寛骨臼内部で大腿骨頭先端がどのような方向を向くか体感してみましょう。まず立ってみてください。立った状態で両足の爪先を内側に向けてみましょう。
内股の状態ですね。お見せできる顔でないのでご勘弁下さい。この内股の状態では股関節は内旋という状態になり、大腿骨頭の先端は寛骨臼の後ろ側を向いています。解りますか?

次に両足の爪先を外側に向けてみてください。
いわゆるガニ股ですね。この状態だと股関節は外旋という状態になり、大腿骨頭の先端は寛骨臼の前側に向いています

次は片足で立ってみましょう。
画像のように大腿骨が少し内側に向くように立つと、バランスが取れるのが解ると思います。この状態はランニングのみならず、あらゆるスポーツにおいて重要です。この時股関節は内転という状態になり、大腿骨頭の先端は寛骨臼の上方に向いています

最後に両足を大きく広げてみてください。
これは股関節の外転という状態で、大腿骨頭の先端は寛骨臼の下方を向きます

基本的に立った状態では、「内旋は内転を伴う」「外旋は外転を伴う」というコンビネーションが生まれます。(注:もちろん他のコンビネーションにも関節は動きます)では、ランニングにはどちらのコンビネーションが良いでしょうか?実際に内股(内旋内転)とガニ股(外旋外転)で走ってみると面白いですよ。

どうでしょう?違いが解りますか?ガニ股はいかにも良くなさそうなランニングフォームになりますね。内股は、今は極端に強調していますが、ガニ股よりも良い感じで走れたと思います。実際に走る際には「内旋内転を意識する」というのがポイントになります。大腿骨頭の先端は寛骨臼の中心から少し後方上方を向くという状態です。この状態が「骨盤を前傾させる」という力の伝達に繋がっていきます。次回は骨盤の力の伝達についてお話します。

今日のそうだったのか!
股関節の内旋内転を意識しよう!

次はこちらをご覧下さい。
賢人のランニングフォームその2 誰も知らない仙腸関節のメカニズム

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