賢人のランニングフォームその2 誰も知らない仙腸関節のメカニズム

そうだったのか!ランニングフォーム!仙腸関節を理解しよう!

こんにちはジローです。前回は股関節のお話しで、「内旋内転」が「外旋外転」よりも重要ですよ!とお伝えしました。今回はその「内旋内転」「外旋外転」が骨盤の力の伝達にどのように作用するかをお話しするのですが、まずは考え方の基礎となる骨盤の関節についてお話ししていきます。骨盤の関節には股関節、腰仙関節(仙骨に対して第5腰椎)、恥骨結合、仙腸関節がありますが、今日は仙腸関節に着目します。

仙腸関節は仙骨と左右の腸骨から構成される2つの関節です。


上の画像は仙腸関節を前から見た画像になります。この関節の特徴は「自ら動けない」「ほとんど動かない」という面白い関節です。「自ら動けない」というのは、仙腸関節を動かすことのみを目的とした特定の筋肉がなく、仙腸関節を動かす目的ではない筋肉が動くことで、結果として仙腸関節が動きます。ですから能動的な関節というより受動的な関節であるといえます。「ほとんど動かない」というのは、仙腸関節の役割が重力に対する体重支持、つまり身体の支えとしての機能を果たすために強固な靭帯に覆われています。また仙腸関節は自重(自分の重さ)と地面からの反発力を拮抗させることで安定性を保つために、双方からの力を受動的な僅かな動きによってコントロールします。つまり仙腸関節の「自ら動けない」「ほとんど動かない」という特徴は、「受動的に動き、僅かな動きにより力の伝達経路となる」という機能を果たすのです。

前回お話しした股関節は、両足からの力を仙腸関節に伝達する役割を果たします。ランニングにおいては地面からの反発力を骨盤に伝えるわけですね。ではどのように力を伝達するのか見ていきましょう。

仙腸関節の関節面は「くの字」に曲がった腸骨と仙骨の「耳状面」で構成されています。赤線で囲った部分ですが、耳に見えなくもないですね。この耳状面の中で「くの字」の上半分と下半分で役割が違ってきます。股関節からの力が、緑の線で示した耳状面の上半分に伝達されると、腸骨と仙骨の耳状面は上半分で密着します。この事により仙腸関節の上部が力の伝達経路として機能します。股関節からの力が、青の線で示した耳状面の下半分に伝達されると、腸骨と仙骨の耳状面は下半分で密着します。この事により仙腸関節の下部が力の伝達経路として機能します。

カパンディ関節の生理学Ⅲ P59より引用加筆

上の画像は仙骨のうなずき運動と言われる動きです。緑の矢印は股関節から仙腸関節上部に伝達される力を示しています。仙腸関節の上部に力が伝達されると、仙骨上部は黄色の矢印で示した前下方に力が加わります。すると赤の矢印で示した第5腰椎にも前方への力が伝達されます。仙骨がお辞儀をしているように見えますね。紫で示した矢印は腸骨の動きになります。
反対に仙腸関節の下部に力が伝達された場合を考えてみましょう。上の画像は仙骨の起き上がり運動と言われる動きです。青の矢印は股関節から仙腸関節の下部に伝達される力を示しています。仙腸関節の下部に力が伝達されると、仙骨下部は黄色の矢印で示した前上方への力が加わります。すると赤の矢印で示した第5腰椎には上方への力が加わります。仙骨がお辞儀を終えたように見えます。紫で示した矢印は腸骨の動きになります。

さてランニングフォームにはうなずき運動と起き上がり運動のどちらが適しているでしょうか?第5腰椎にかかる力のベクトルを考えてみましょう。答えはうなずき運動、つまり耳状面の上部に力が伝達される状態です。ランニングフォームは前方への推進力が求められますので、地面からの反発力を前方への推進力に転換する必要があるのですね。

「じゃあ、どうやって耳状面の上部を使うの?」ということになりますよね。詳しいメカニズムは次回に!

今日のそうだったのか!
仙腸関節の役割を理解しよう!

賢人のランニングフォームその3 誰も知らない股関節と仙腸関節の連動

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