賢人のランニングフォームその21 ランナーに発生する身体的左右差とは!

ジローのソールから身体の機能的左右差を考える

お久しぶりですジローでございます。普段は忙しい生活は避けているのですが、この所は何かと忙しくブログの更新が約2ヵ月ほど滞ってしまいました。しかしまたブログを再開できるメドがたちましたので頑張って更新して参りたいと思います。

さて新型コロナウィルスの影響でランナーの皆様はレースが開催されずにウズウズしておられるのではないでしょうか?しかしこればかりは新型コロナウィルスの状況次第ですので我慢のしどころですね。しかしながらポジティブに考えますとランニングフォームを見直したり新たなトレーニングを導入したりと、再開されるレーシシーズンに向けて絶好の準備期間になるのかも知れません。

さて今回はレースシーズンへの準備を充実したものにするために、ランナーに発生する機能的左右差について考えてみたいと思います。この機能的左右差の意味は身体の左右差について認識する事でランニングフォームの改善点やケガの予防に一役買うというところですね。全てを説明致しますと膨大な量になってしまいますので、どなたにも解りやすい所を中心にお話ししていこうと思います。

ソールから身体の左右差を解析していこう!

私ジローの中では現在空前の薄底ランニングシューズブームですね。ブームと言いましてもメレルのベイパーグローブ4アシックスのソーティマジックRP4しか持っておりませんので交互に履いてる感じですね。

この2足中心のランニングライフを送っております。と言うのも最近私ジローはスピード強化に取り組んでおりましてグリップ力のあるRP4のお世話になることが多いですね。ホカオネオネのカーボンXもスピードトレーニングには良いですが、クリフトンボンダイですとレスポンスが若干遅い気がしますね。まあスピード強化と言いましても中年ジローは頑張ってもキロ3分後半ぐらいですのでたかが知れております。

ベイパーグローブ4も相当履きこみましたので内側はボロボロになりつつありますが、ソールを見てみますと明確な左右差が存在することが解ります。皆様にお見せしますので一応洗いましたが、汚いソールをご勘弁下さい。

まずは左足ですね。さすがビブラムさんのソールだけあって1年3ヶ月程使用しましても中々減らないものですね。しかし黄色の矢印で示した部分を中心としてソールが摩耗しているのが解ります。ベイパーグローブ4はベアフットシューズですのでフォアフットで走るようになりますが、黄色の矢印は丁度足底の横アーチの中指に相当する部分ですね。

左足の足底の画像ですが黄色いラインの中央付近を中心として接地している事になります。このエリアは衝撃を吸収して反発力を生み出すには適したエリアとなります。

お次は右足のソールです。あらあら小指に近い部分がかなり摩耗していますね。フォアフットで横アーチでの着地にはなっていますが外側縦アーチに近いところで着地している事が解ります。この左右差が意味する所は何でしょうか?

ソールの左右差は骨盤と股関節の動きの優位性を現わす

当ブログでは股関節の内旋内転を伴う骨盤の前傾を理論のスタート地点にしています。そこで骨盤の前傾をもう一度おさらいしてみましょう。

詳しくは「賢人のランニングフォームその4 誰も知らない骨盤の前傾の正体」をご覧頂ければ幸いですが簡単にご説明を致します。

骨盤の前傾とは紫の矢印で示した股関節の内旋内転によって、寛骨臼の後方上方から仙腸関節の上部に白い矢印で示した力が伝達されます。それにより仙骨上部に前方下方の力が加わり結果として第5腰椎に赤い矢印で示した前方への力のベクトルが発生して推進力に転換されます。

この状態はあくまで静止した状態での力の伝達です。股関節の内旋内転は下肢と足底の連動を発生させていきます。

股関節の内旋内転は脛骨の内旋、腓骨の上昇を伴う内旋、距骨の内方への回転を発生させて理論的に足底は中央から内側が接地することになります。私ジローのソールから解析すると左足は理論上の接地点に合致しておりますが、右足は小指側で接地していますので合致しておりませんね。この左右差はなぜ発生するのでしょうか?

動的な骨盤の前傾は身体的左右差を発生させる

私ジローは骨盤前傾で走っているつもりですが見事に左右差が生まれています。この左右差を発生させる要因は、動的な骨盤の前傾の際の動きの優位性になりますね。動的な骨盤の前傾については「賢人のランニングフォームその5 誰も知らない足底の着地」をご覧頂ければ幸いですが、ここでは簡単におさらいしてみましょう。

動的な骨盤の前傾は常に片側で発生します。上の画像は左の骨盤が前傾した状態を示し、緑の矢印が仙腸関節の上部に力が伝達されている事を示します。右側の青い矢印は仙腸関節の下部に力が伝達されている事を示します。

ランニングのような左右を相反させる運動においては中央にある仙骨に対して左右の寛骨が相反します。この相反を繰り返し接地の時に仙骨上部に力が伝達されることが動的な骨盤の前傾になります。私ジローの場合にはソールの減り方から解析すると、左の仙腸関節は前傾を作りやすい状態にありますが、右の仙腸関節は前傾を作りにくい状態にあると言えます。言葉を変えれば左股関節は内旋内転しやすいが右股関節は内旋内転しにくいとも言えますね。さらに左股関節は内旋内転に優位性があり右股関節は外旋外転に優位性があるとも言えます。ではこの優位性を生み出す要因は何でしょうか?

身体的左右差のミステリー

ズバリ脳です。身体的左右差を決定させる要因は脳の優位性と考えております。つまり大脳半球の左右でどちらに優位性があるかと言う事になります。この大脳半球の優位性は利き手や利き足のような左右差として現れます。つまり私ジローの場合には手は右利きであり、足も右利きであり、体重を支える軸足は左足です。100%ではないですが基本的に軸足側は股関節の内旋内転側になります。従って股関節の内旋内転の優位性がある左足の足底は、股関節の内旋内転の際の理論上の接地点と合致して、股関節の外旋外転の優位性がある右足の足底は、動的な骨盤の前傾の際に左足よりも外旋外転に優位性があるために小指側で接地すると考えられますね。

ご自分の優位脳を知る術は、ご自身で認識している利き手や利き足では不十分な所があります。優位脳は基本的に先天的要素ですので後天的に変化しやすい利き手は信憑性には欠けるところがあります。子供の頃にスプーンを左手で持っていてご両親に矯正された方も多いと思います。

先天的な優位脳を見極める方法として簡単なのは利き目を調べる事です。厳密に言うと利き目だけ調べても他の指標とどのように合致させるかによって左右差のタイプは異なりますが、ご自身が利き目を認識する事は大いに価値がありますね。

では簡単な利き目を調べる方法をご紹介致します。まずは何でも良いので目標物を決めます。大きさはあまり大きなものでない方が良いですね。

 

今回はアルコールの除菌ジェルを目標物とします。3メートルほど目標物から離れます。次にトイレットペーパーやキッチンタオルなどのロール状の物を用意します。トイレットペーパーやキッチンタオルの筒状の芯の穴を利用します。そして両手で持って両肘を伸ばして出来るだけ両目から遠ざけます。そして両目で芯の穴から目標物を見ます。この時に必ず両目を開けて見て下さい。片目ずつ見ないように注意しましょう。

このような感じで目標物が見られると思います。次にこの位置を絶対に変えずに左目を閉じて右目だけで見ます。目標物が見えるでしょうか?見えない方もいると思います。そして左目を開けて右目を閉じます。目標物が見えるでしょうか?

結果としては芯の穴から両目で見えていた目標物が左目を閉じた時に見えていれば利き目は右目、右目を閉じた時に見えていれば利き目は左目という事になります。利き目が右目であれば優位脳は左脳、利き目が左目であれば優位脳は右脳という事になります。明確に目の左右差があれば利き目が解ります。中には左右変わらないという方もいらっしゃいますが、別の方法は説明するのが難しいので割愛させて頂きます。

利き目が判定できた場合には2つの場合があります。1つは認識している利き手と利き目が同側である。もう1つは認識している利き手と利き目が反対側である。この2つですね。さらに認識している利き手と利き足が反対側である場合には利き目は手か足のどちらかと一致します。

もう少し細かく説明しますと、認識している利き手が右手で利き目が左目の人は、認識する利き手が右手の人の中で15%くらいいます。後天的に右手を使うようになった可能性が高いですね。認識する利き手が左手で利き目が右目である人はさらに少数ですね。

この結果から優位脳と認識する利き手と利き足からランニングフォームの機能的左右差がどのように発生するかが推測されます。人間の身体に100%はありませんがパターン分類としては高確率になりますね。私ジローは利き目が右目、認識する利き手と利き足が共に右であり最も多いパターンですね。ベイパーグローブ4で見られる足底の接地位置が発生するのが妥当なタイプであります。

私ジローの場合はランニングフォームの改善点としてはこれ以上小指側に荷重が掛からないようにアジャストしていく事ですね。全く左右差をなくす必要性はありませんが、左右差が大きくなるとケガのリスクが高くなる可能性がありますね。動的な骨盤の前傾も難しくなってしまいます。

私ジローの長男は認識する利き手と利き足は右ですが利き目は左目です。15%のタイプなのですがさらに幾つかの指標をフィルターにかけると15%の中でも珍しいタイプであることが解ります。細かい説明は割愛しますが骨格的特徴と優位脳がセオリー通りにならないパターンです。長男のパターンはイレギュラーの要素が多く含まれます。右と左の優位性の要素が混在しているパターンです。

長男のようなイレギュラー型は大きく分けて2つに分類できます。1つは右と左の身体的左右差があまりないタイプと右と左の身体的左右差が著しいタイプですね。前者と後者では骨格的特徴に大きな違いがあります。長男は前者ですね。左右差が少ないためにランニングフォーム的には安定しやすいところがありますね。

ではこの優位脳を決定する要因はなんであるのか?これは遺伝的要素と考えられます。私ジローの兄は私と正反対で認識する利き手と利き足が左で利き目も左目です。骨格的特徴も全く反対です。兄弟でも全く正反対になる場合もあります。

ジロー家は母方が左利きの多い家系ですのでこのような現象が発生したと考えられます。私ジローの友人の家族は父、母、長女、長男全員利き目が左で骨格的特徴も全員一致します。後天的にこのような結果となる確率は著しく低いために遺伝要素と考えるのが妥当ですね。

ランナーに発生する身体的左右差のまとめ

いかがでしたでしょうか?ランナーに発生する身体的左右差。今更ながら思いましたがランナーでなくとも人間であれば発生する左右差のお話しになってしまいましたね。今回は解りやすいポイントを説明しましたが左右差を解析する指標は他にも様々なものがあります。

今回のポイントである利き目、優位脳、認識する利き手と利き足、そして軸足を理解するだけでも、ご自身の身体の特徴の全体像は掴めてきますね。そこにご自身のランニングフォームのストロングポイントやウィークポイント、そして故障しやすい部分を考慮に入れると改善点を発見しやすいと思います。

そのために当ブログのランニングフォーム理論の基礎である股関節の内旋内転を伴う骨盤前傾をベースにして考えて頂くと、理論的に何を改善して行けばパフォーマンス向上に繋がるかの答えが見つかりやすいと思います

やはりメレルのベイパーグローブ4はオススメですね。ゼロドロップでクッションが全くありませんからご自身のクセや特徴が顕著に現れると思います。残念ながら新型コロナウィルスの影響でレースの再開はいつになるかは解りませんが、このチャンスにレーシングシューズを新調する代わりにベアフットシューズを導入してランニングフォームの改造にチャレンジしてみるのも一興かと思います。私ジローもそろそろベアフットシューズを新調しようと思います。ではまた次回!

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