クロスカントリー日本選手権 浦野雄平選手優勝! 東京オリンピックもあるか!?

國學院大學最後のレース 浦野選手の強さに迫る!

こんにちはジローです。先日のクロスカントリー日本選手権で國學院大學の浦野雄平選手が見事な走りで優勝しました。國學院大學の選手としてのラストレースを日本一という有終の美で締めくくるところに、浦野選手のスター性と将来性を感じてしまうのは私ジローだけではないと思います。

当ブログでは國學院大學を応援していますが、「丸亀国際ハーフマラソンで日本記録 國學院も自己ベスト連発」でもお話ししたように、箱根駅伝で総合3位を達成した後も、國學院大學の屋台骨でもある青木祐人選手が1時間1分32秒の日本学生歴代8位という好記録を樹立しました

そしてクロスカントリー日本選手権では國學院大學のエース浦野選手が優勝し、箱根駅伝が終了しても國學院大學の選手の活躍が止まりません。次の日曜日には國學院大學を牽引した前主将の土方英和選手が東京マラソンに挑みます。別大マラソンで青山学院大学の吉田祐也選手が樹立した記録に迫れるかが楽しみですね。

さて私ジローは國學院大學のファンでありますが浦野選手の大ファンであります。どれくらいファンであるかと申しますと、昨年浦野選手が炎の体育会TVにマスク・ド・ランナーとして登場した時のSVOLMEのウエアをコンプリートしております。

年齢がダブルスコアになろうかと言う若者のコスプレを嗜む中年男ジロー。見る人が見れば明らかに病気であろう症状で、飲ませるお薬もありませんね。中年男が若者に憧れを抱くと言う謎の図式ですが、浦野選手は暖かい目で見守ってくれると期待しております。

浦野選手のクロスカントリー日本選手権の映像を穴が開くほど眺めたところ、浦野選手の強さの秘密が解りやすく現れていました。今回は浦野選手のランニングフォームについてお話ししてみたいと思います。

浦野雄平選手の強さは股関節にある! その1 股関節伸展の角度

今回のクロスカントリー日本選手権では、浦野選手はレース終盤に昨年の10000メートル日本選手権の覇者である住友電工の田村和希選手と弟の黒崎播磨の田村友佑選手とのデッドヒートを繰り広げました。田村兄弟も日本のトップランナーでありますが、浦野選手とのランニングフォームの違いが見てとれました。

浦野選手のランニングフォームで特徴的なのが股関節の伸展角度の大きさですね。股関節の伸展と言うのは接地してから身体の後ろに足が流れる動きですね。

私ジローの長男ジロ介のランニングフォームで見てみますと、緑の矢印で示した動きですね。浦野選手と田村和希選手のランニングフォームを比較してみると明らかに股関節伸展の角度に違いが見られます。浦野選手は股関節伸展の角度が大きく田村和希選手の方が股関節の伸展の角度が小さくなります。誤解のないように付け加えさせて頂きますと、どちらが良くてどちらが悪いという主旨ではなく浦野選手のランニングフォームの特徴として田村和希選手との比較になります。

浦野選手の場合には伸展した左足は高い位置まで上がります。

田村和希選手は浦野選手ほど股関節は伸展しません。レースの4週目や5週目では比較できる映像がありますが、浦野選手は着地してから股関節を十分に伸展してから小さく前に振り上げます。田村選手は着地してからの股関節の伸展は浦野選手と比較すると少なく、前に振り上げる動作が大きくなります。

浦野選手のランニングフォームの特徴はこの股関節の伸展角度の大きさにあります。股関節の伸展が大きくなる事で様々なメリットが発生します。「賢人のランニングフォーム その5 誰も知らない足底の着地」でもお話ししましたが、ランニングにおいての股関節の動きのコンビネーションの基本は「内旋内転伸展」と「外旋外転屈曲」になります。推進力を生み出すのは「内旋内転伸展」ですね

股関節の内旋内転を伴う骨盤の前傾を基礎として、股関節の大きな伸展を伴う事により前方への推進力は大きくなります。浦野選手の推進力の秘密はこの股関節の伸展角度の大きさを活かした推進力と言えるでしょう。

股関節の伸展角度が大きい事によって、ピンクの矢印のように大腿骨が寛骨臼を前方へ押し出す力が大きくなります。しかも伸展角度が大きいほど力のベクトルはより前方へ働きます。ランニングはジャンプの連続と言われますが、ジャンプの角度は上方よりも前方への力のベクトルが働いた方が有利なのは明らかですね。

浦野選手のように股関節の伸展角度が大きい場合、股関節の後部の筋肉は黄色の矢印のように収縮し、前部の筋肉はピンクの矢印のように伸張します。伸展角度が大きければ大きいほど双方の力は大きくなります。

この場合には大腿部の筋肉は伸張されて伸張反射が働くことで脚を前に振り上げる力に転換されます。「RUN初心者必見!初心者のランニングフォーム改善講座その3 Mくんフォアフットになる!」でもお伝えしたように、伸張反射とは簡単に言うと「伸ばされた筋肉が反射的に縮む事」ですね。浦野選手のランニングフォームは大腿部を大きく振り上げません。股関節の大きな伸展角度による伸張反射によって脚を振り上げるエネルギーに転換するために、前方への推進力が高く非常にエネルギー効率が高いランニングフォームであると言えます。エネルギーのロスが少ないランニングフォームですね。

浦野雄平選手の強さは股関節にある! その2 上下の動きが少ない

浦野選手は股関節の伸展角度が大きく、伸張反射によってエネルギー効率が良い小さな脚の振り上げをするために、ランニングフォームは上下動の少ないフォームとなりますね

ピンクの矢印で示した股関節伸展による前方への大きな推進力、青い矢印で示した伸張反射によるエネルギー効率の高い小さな脚の振り上げによって、緑の矢印で示した上下の動きが少ないランニングフォームになりますね。

上下動が大きいと前方へ進むランニングではエネルギーのロスになります。しかも上下動が大きくなると重力に対する衝撃吸収にも影響します。長距離のレースになればなるほど重力負荷の影響は大きくなりますから、浦野選手のような上下動の少ないランニングフォームはとても有利に働きますね。

浦野雄平選手の強さは股関節にある! その3 コンパクトな腕の振りと身体の捻じれの少なさ

賢人のランニングフォーム その9 誰も知らない腕振りの真実」でお伝えしたように、ランニングにおける腕の振りは脚の収縮に対する抵抗となります。簡単に説明しますと主導が収縮で補正が抵抗となります。ランニングは股関節を中心とした脚の動きが主導になりますので、脚が収縮要素となり腕は抵抗要素となります。

上の画像では緑の矢印のように左足後方(股関節伸展=収縮要素)に対して左腕前方(抵抗要素)、赤い矢印のように右足前方(股関節屈曲=収縮要素)に対しては右腕後方(抵抗要素)となりますね。ちなみに骨盤は左足後方(股関節伸展)で左腸骨前方、右足前方(股関節屈曲)で右腸骨後方というコンビネーションをします。これが収縮と抵抗ですね。

腕振りの抵抗要素としての役割は、主導である脚の相反運動によって発生する身体の捻じれの制御ですね。歩行では腕の振りは小さいですが、短距離走では腕の振りは大きくなります。歩行やランニングでの脚と腕の収縮と抵抗は発生するエネルギーに対して比例して大きくなります。つまり脚の相反運動が大きくなれば腕振りの相反運動も大きくなる訳ですね。

浦野選手の股関節は伸展角度が大きく推進力が大きいですが、脚の振り上げが伸張反射によりコンパクトであるので上下動が小さく抑えられています。従って推進力は大きいですが上半身の安定感の高い走りが可能であるので腕の振りがコンパクトで上半身の動きが小さく抑えられています。上半身の前後への捻じれが非常に小さく抑えられています。収縮要素である脚の相反運動から生まれるエネルギーは大きいですが、股関節の動きの効率により抵抗要素である腕の動きがコンパクトになり上半身の捻じれが少なくなると考えられます。

そのようなランニングフォームですので真直ぐ安定した上半身を脚が運ぶように見えますね。200メートル、400メートル、マイルリレーで活躍したアメリカのマイケル・ジョンソンと似た走りとも言えます。浦野選手の走りに体幹の強さを感じられた方が多いと思いますが、股関節を使うテクニックによって安定感を生み出すために体幹が強く見えますね。見た目だけでなく当然強いのは言わずもがなですね。

クロスカントリー日本選手権 浦野雄平選手優勝! 東京オリンピックもあるか!?のまとめ

いかがでしたでしょうか?今回は浦野雄平選手のランニングフォームに迫ってみました。今回は浦野選手の股関節の使い方に着目しましたが、まだまだ浦野選手の強さの秘密は山ほどありますね。浦野選手と言えば箱根の5区をグイグイ登るイメージがあるのでパワー重視の選手であるとお考えかもしれませんが、省エネでコンパクト、安定感のあるランニングフォームながら高い推進力を生み出すというランニングエコノミーに長けた素晴らしい選手でありますね

私ジローの考えでは、今回のクロスカントリー日本選手権の優勝はただのプロローグに過ぎませんね。ポテンシャルは相当高いのでまだまだ進化します。しかも怪物クラスの進化を遂げるのが約束されていると言っても過言ではないでしょう。今回の優勝で10000メートル日本選手権の出場が決まりましたので、東京オリンピック出場もあるかと期待も出てきますね。しかし富士通に入ってからが本領発揮でしょうから本当に楽しみな選手ですね。

丸亀国際ハーフでは青木祐人選手が魅せました。クロカンでは浦野雄平選手が度肝を抜きました。東京マラソンではいよいよ土方英和の番ですね。國學院大學を卒業しても我々ファンを楽しませてくれる3選手にこれからも大いに期待しましょう。ではまた次回!

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